代表挨拶

 近年,総合格闘技という言葉が、PRIDEやHERO‘Sなどのテレビ放送やヒーローの誕生により、定着しつつあります。その影響を受け、多くの子供たちが学校での部活動や町の格闘技道場に参加するようになりました。そもそも総合格闘技という言葉は、20数年前に某プロレスラーが作り上げた言葉だとされています。本来の総合格闘技とは、打撃技(打ち技蹴り技)、投げ技、固め技(絞め技・関節技)などの攻撃を駆使して勝負する格闘技のことで、アメリカ合衆国などでは、MMA(Mixed Martial Arts=混合格闘技)とよばれ、メジャーな格闘技となっています。

そのような中で総円心館は、打撃技は空手道、投げ技固め技はレスリングを主体としながら、様々な世界の格闘技を吸収し、より発展させようとする団体として、1998年にスタートしました。
本来の空手道は、身体だけでなく心も鍛え、自己に厳しく他にやさしく接する態度を習得し、謙虚で寛容な人間を形成することを目指しています。
レスリングを代表とする投げ技や絞め技は、世界の各地域の様々な伝統によって築き上げられた文化でもあります。
つまり、総円心館は単に肉体を鍛え技術を身につけ、強さを競うだけでなく、武道の礼節を重んじる精神や人間性を向上させるとともに、他国のさまざまな格闘技にふれることにより、幅広い視野をもった人間育成を目指しています。

館長

また総円心館では、幅広い視野を持ち謙虚で寛容な人間を形成するには、より良い人間関係の構築が重要であると考えています。
そのため、少年部・女性部・一般部・壮年部を設け、異年齢での練習機会や家族で活動できるような機会をつくり、道場生の目標達成や人間性の向上を支援していきたいと考えています。
 以上のような考えのもとに、今後も総円心館は活動を続けてまいります。


NPO法人 総合格闘技総円心館
館長兼理事長  森 敏範

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